第6回ハーフェレ 学生デザインコンペティション2014
『SMALL SPACE ~小さいけれども豊かな家』
【課題説明】
例えば今からおよそ800年前に、「方丈記」の著者で建築家でもあった鴨長明が設計し、晩年を過ごした「方丈庵」は、解体移動式で最小限の住まいを実現する「スモールスペース」デザインのひとつの理想型と言えるだろう。
今、君が表現したい、君にとっての“スモールスペース”とは一体何だ? 今の時代だからこそ求められる“スモールスペース”とは一体何だ? 君にとっての“小さいけれども豊かな家”とは一体何だ?
何処にそれを創り出すのか?君はそこに「豊かさ」や「贅沢さ」をどう見いだせるのか? そしてそれは、このデジタルな時代や物質社会に共鳴するものなのか?もしくはアンチテーゼとなるものなのか?
リビングスペースでは、人が生活するための様々な現実的な営みが存在する。しかし、何かにフォーカスしなければ、人はスモールスペースには暮らせないのかもしれない。だとすれば、きっとそれは自分自身と正面から向き合い、「人間にとって大切なものとは何なのか?」というシンプルで究極的なクエスチョンを否応なしに自分自身に問いかけることになるだろう。
君たちそれぞれの解釈する”豊かな”スモールスペースの住空間デザインを待っています。
◆審査委員(順不同、敬称略)
・横河 健
建築家・日本大学理工学部 特任教授
・妹尾 正治
建築家・妹尾正治建築事務所 代表
・中村 拓志
建築家・NAP建築設計事務所 代表
・カール ハーネ
株式会社ハーフェレジャパン 代表取締役社長
◆結果発表
◆最優秀賞(1作品)
・岡崎 絢
東京理科大学大学院
・鈴木 佳菜
東京理科大学
◆優秀賞(1作品)
・内田 健太・森田 千尋
芝浦工業大学大学院
◆入選(4作品)
横河賞
・齋藤 弦
千葉大学大学院
妹尾賞
・鳥山 佑太・出向 壮
愛知工業大学
中村賞
・遠矢 将・八浦 祥平・奥山 尚美
鹿児島大学大学院
ハーフェレ賞
・田中 翔太
近畿大学